2025年7月13日 / 最終更新日時 : 2025年9月26日 39mokurin 技術情報 軸リードがオイルシールにもたらす影響 軸リードとは 軸リードとは、オイルシールのリップ先端がしゅう動する軸(シャフト)のリード目のことであり、リード目とは軸表面を研磨仕上げする際に発生する螺旋状の加工目のことです(図1)。オイルシールメーカーでオイルシールと […]
2025年7月12日 / 最終更新日時 : 2025年9月26日 39mokurin 技術情報 オイルシールのブリスタ発生メカニズムと対策 ブリスタとは ブリスタとは、オイルシールを使用する過程で生じることのある主リップ先端周辺の”ゴム膨れ”のことです。ブリスタはオイルシールの密封性能を低下させる要因の一つであり、ブリスタが成長する(=サイズが大きくなる)と […]
2025年7月4日 / 最終更新日時 : 2025年9月26日 39mokurin 基本情報 【メーカー研究者執筆】オイルシール漏れ要因まとめ はじめに 当方はオイルシールメーカーで2010年から2023年までの約14年間 技術部に在籍し、数多くの開発/実験/調査を行い、オイルシールの漏れ要因や密封メカニズムを研究してきました。その知識・経験を活かし、本記事では […]
2025年6月29日 / 最終更新日時 : 2025年9月18日 39mokurin 技術情報 振動・衝撃偏心に対するオイルシールの密封性 振動・衝撃荷重による偏心への影響 オイルシールが取り付けられたユニットに振動や衝撃荷重が負荷されると、通常の偏心とは性質の異なる振動・衝撃偏心が生じる場合があります。偏心とは、オイルシールとシャフトとの径方向(=ラジアル […]
2025年6月28日 / 最終更新日時 : 2025年9月18日 39mokurin 技術情報 【メーカー研究者執筆】オイルシールの必要最低緊迫力 必要最低緊迫力とは オイルシールの耐久性能を見極める指標の一つとして必要最低緊迫力があります。オイルシールを長期使用する過程で下回ると漏れが発生するリスクが高くなる緊迫力のことです。必要最低緊迫力は、使用環境(ユニットの […]
2025年6月22日 / 最終更新日時 : 2025年9月26日 39mokurin 基本情報 【メーカー研究者執筆】オイルシールの緊迫力とは 緊迫力とは オイルシールは、密封対象物であるオイルやグリース、ダストなどを漏らさずに密封することが役割であり、主リップ先端を回転運動するシャフトに押し当てながら(=しゅう動しながら)密封します。その押し当てる力(荷重)の […]
2025年6月21日 / 最終更新日時 : 2025年9月18日 39mokurin 技術情報 オイルシールのスティックスリップを抑制する方法 スティックスリップとは スティックスリップとは、その名の通りスティック(Stick)とスリップ(Slip)の状態が生じることです。スティック(Stick)は「固着」、スリップ(Slip)は「滑る」ことを表します。通常、シ […]
2025年6月15日 / 最終更新日時 : 2025年9月26日 39mokurin 技術情報 産業用ロボット/減速機向けオイルシールの漏れ原因動向 産業用ロボット/減速機の潤滑動向 産業用ロボットにおいて、動作箇所には駆動源(サーボモーター)と減速機構(減速機)が設けられており、減速機やアーム部にはオイルシールが装着されています。近年の動向として、減速機の伝達効率を […]
2025年6月14日 / 最終更新日時 : 2025年9月26日 39mokurin 技術情報 【メーカー研究者執筆】オイルシールのポンプ量増加方法 オイルシールのポンプ量減少の要因解析(FTA) 基本的に「ポンプ量が多い=高い密封性能を有する」と考えるため、オイルシールのポンプ量が増加する環境・条件を構築することで漏れのリスクを軽減することができます。それでは、具体 […]
2025年6月8日 / 最終更新日時 : 2025年9月26日 39mokurin 技術情報 オイルシールの密封メカニズム(ポンプ作用) オイルシールとOリング・ガスケットの違い オイルシールの密封メカニズムはOリング・ガスケットと比較して複雑です。Oリング・ガスケットは、機械・装置の静止する隙間をゴム(樹脂だったりもする)で塞くことにより密封しますが、オ […]